ひりゅー先生って韓国で日本語教師やってたんですよね?どのくらいやってたんですか?
2年ちょっとです。ソウルのカンナム駅にある学校でした。韓国に行ってから求人を見つけて応募しましたよ。
カンナムなんてお金持ち多そうですね!
確かに比較的お金持ちの生徒が多かったですね。私のクラスには元芸能人の方もいました。
へえ〜さすがカンナムですね!ところで授業はどんなシフトだったんですか?
朝7時から15時くらいまでのシフトの時期と、13時から21時までのシフトの時期がありました。朝のシフトの時は早起きが大変でしたね(笑)
朝7時!そんな時間から学校に来るなんて、生徒さん達も熱心ですね。実は私も日本語教師に興味があるんですが、やり甲斐ってどうなんですか?
日本語教師はやり甲斐もありますよ!じゃあ今日は韓国で日本語を教えていた私が、やっててよかったな〜と感じたことを5つ紹介しますね!
生徒の成長
これは教育に関係する人として、1番の喜びと言ってもいいんじゃないでしょうか。
目の前の生徒が昨日よりも、毎日上達していきます。
これを実感できるのは何よりも嬉しい瞬間だと思います。
「先生のおかげで、日本語が上手になりました!」これが生徒からもらう、一番嬉しい言葉ですね。
生徒の人生にかかわる責任感
また生徒は学生や会社員、専業主婦、求職中の方など様々です。
中には留学のためや、会社の昇進試験のために、頑張って日本語を勉強している生徒もいます。
そんな生徒の将来に関わる仕事をできるのは、責任感と共にやりがいを感じますね。
自分の成長
そして人に教えることによって、自分自身も日本語教師として成長していきます。
それは日本語教育だけでなく、教師として様々な年齢の生徒に関わることで得るものもあります。
彼らの考え方や、勉強の仕方、所属する大学や会社の状況など・・
たくさんの生徒と接し、相談を受けたりアドバイスをして信頼関係を築けます。
そして自分自身も日本語教師として、人間として成長することができます。
公私にまたがる関係
韓国の方は日本人に比べて、とても心の距離感が近いのが私の印象です。
日本でも韓国でも教えた経験はありますが、韓国の生徒とは授業後一緒にカフェに行ったり、週末はお酒を飲みに行ったりすることも多かったです。
韓国では私が外国人ということもあり、生徒たちも韓国の生活のことを色々と教えてくれますし、困ったことがあれば力になってくれます。
先生と生徒の垣根を超えた、とても温かい関係を築くことができました。
先生へのリスペクト
韓国で日本語学ぶ生徒は、とても真面目でちょっと内気な生徒が比較的多い印象です。
英語や他の外国語を学ぶ生徒は、とてもアクティブですが日本語学習者は穏やかで優しい生徒が多いと思います。
※あくまで個人的な印象です。もちろんそうでない日本語学習者もいます
私は語学全般を教える学校(英語・中国語・日本語・スペイン語、TOEIC、TOEFL等)で働いていましたので、そのような印象を持っています。
そんな中でわざわざ自分でお金を払って、学校や職場以外で日本語を習いにきている生徒たちです。ほとんどの生徒は先生ととても敬ってくれると思います。
韓国では毎年5月15日に「先生の日」というのがあります。
普段お世話になっている先生に感謝の気持ちを伝える日です。
私も恐縮ながら、当時たくさんの生徒から、感謝のお手紙などをいただきました。
今はプレゼントを送るのは世間的にちょっと厳しくなっているようですが、お手紙をもらうだけでもとても嬉しかったです。
何か日本語教師って日本語教えるだけじゃなくて、人間関係や信頼も築いていくものなのですね・・・
そうですね。先生と言ってもその国では外国人です。生徒たちと温かい人間関係が築ければ、友人として、人生の先輩として一生ものの関係を続けることができますよ!
燃えてきました!もうどこの国でもいいから日本語教師目指します!
ちょっと待って!^^;いい点だけじゃなくて、きちんと知っておくべき点もしっかりわかった上で決めるんだよ!次回は日本語教師として大変だったことをお話ししますね!
えっ!大変なことなんて逆にあるんですか!?とりあえず聞いてみます・・・